ST基準とは?
ST基準とは、日本玩具協会が定めているおもちゃに関する安全性についての基準です。
この基準をクリアした玩具については、STマークを貼ることができます。
STは「Safety Mark」の略です。
日本玩具協会では主に子どもが遊ぶ玩具について、さまざまなアクシデントを想定した上でリスクを避けるための安全基準を設けています。
この基準に沿った検査に合格したものについて、マークを付けられるようになっています。
ST基準が関係するのは15歳以下の子どもを対象としたおもちゃで、STマークを付けるに当たっては製品の対象年齢を記載することが求められています。
この対象年齢によって安全基準も変わってくる制度で、原則として対象年齢が低いほど厳しい基準が設定されます。
ST基準に対応する玩具の種類も、日本玩具協会で設定しています。
たとえば、プラモデルなどの手芸玩具や浴槽で使うおもちゃ、クリスマス用品、モーターなどによって動く車系のおもちゃ、水を使う玩具といった具合です。
さらには、携帯電話に取り付けるストラップや、庭で遊ぶブランコなどの遊具も含まれます。
また、14歳以下を対象としたスポーツ用品にもSTマークを付けることができます。
ビデオゲームもST基準の中に含まれます。
このように子どもが遊び目的で使用する物品についてはかなり広いジャンルに及んでいて、子どもたちの安全を守るための取り組みがなされているわけです。
こうした取り組みがなされている背景には、過去に安全ではない玩具が子どもたちの手に渡っていたという状況が見られたからです。
セルロイドなどの素材そのものが人体に有害な影響を与える物質で作られていたり、壊れやすく形が尖っているなどでケガを負わせるリスクがある製品も存在していました。
そこで、しっかりとした基準を設け検査をすることで、安全な玩具を子どもに届けようとしているのです。
ST基準で行う検査について
STマークを付けるには、単に基準に従って設計製造したと申告するだけでなく、検査を受けてパスしなければなりません。
その検査は、いくつかのフェーズに分かれています。
まず玩具の強度や形状そのものについてチェックして、傷を負わせるような形をしていないかなどを見ます。
そして、セルロイドなどの有害な物質を使っていないか、可燃性の高い素材ではないかも検査内容に含まれます。
こうした検査を受けるに当たっては、玩具メーカーは日本玩具協会と契約する必要があります。
その上でSTマークを付けられるかを判定するためには、製品と申請書を提出します。
それぞれの原料によって提出する大きさや重さが定められていて、しっかりとしたチェックができるように厳密な検査がなされます。